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石に紙幣 Torn Bill

最初は世界中の新聞を文字の内容がわからない位の大きさにして

ちぎって貼っていました。

その後、紙幣も紙だ!(当たり前)と思って

​少し過激な作品のシリーズとなりました。

為替相場によってお金は価値が変化します。
株もそうです。
人間が決めたルールによって
​同じものが日によって価値が違うことの不思議。

石は、石ころなどと言われるように
価値の低いものの比喩として使われます。
宝石も石だけど、海辺にある石はどれも均一な
価値を持って存在しています。
​それを拾って使っています。

もともと資本主義の行き詰まりに関して
考えを巡らしていました。
NFTの登場は国家を介さない新しいお金として
ある希望を持って注視していましたが、
今や投機の対象だったりやはり資本主義に
​絡め取られているような気がしています。

Independent Tokyo 2021での展示
石の周りのもじゃもじゃは
新聞紙で作られたnestです
​石にも卵にも見える

​手前はおもちゃの子供銀行の紙幣を使っています

お札を破って(破壊して)作品に使用することが
法律に触れないのか、アート系の弁護士さんに
相談しましたが、偽造目的でなければ
問題はないらしいです。
そしてもちろん日本の紙幣は使用していません。

ただし、外国の紙幣を破壊することは
他の意味を持つことがあります。
その国の尊厳を傷つけるような。
紙幣には偉人の肖像がよく使われるし。
そこは心情として軋轢がないわけではないです。

下の写真は『石の里帰り』です。
拾った場所に戻ってもらったというか。
石がどういう気持ちになったかを
​聞いてみたい気もします。

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